07.31.21:24
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03.19.18:21
(no subject)
「ええい、さっさと演奏を中止せんかぁ!」
買っちゃった、買っちゃった、買っちゃった!
いらっしゃいませメガトロン様!ようこそ佐藤家へ!
帰宅したらスタースクリームがお待ちですよメガトロン様。
フレンジーとランブルもスタースクリームをいじめる気満々マンです。
良いなぁ、私もメガ様の肩乗りたい。


買っちゃった、買っちゃった、買っちゃった!
いらっしゃいませメガトロン様!ようこそ佐藤家へ!
帰宅したらスタースクリームがお待ちですよメガトロン様。
フレンジーとランブルもスタースクリームをいじめる気満々マンです。
良いなぁ、私もメガ様の肩乗りたい。
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03.18.11:45
(no subject)
03.13.22:35
不健康な減量
いっそ清々しいくらい風邪をひきました、セルフマゾが洒落にならなくなってきた。りんごジュースウマー(゜д゜)ウマー。
来週にはスタースクリームが2体も届くんだぜ、スタスクにスタスク乗せて遊べるなんて夢のようだ。次はメガ様だ。
いつかマスターピーススカワとマスタスクも揃えたいなぁ、スタスクハーレム。
しかし常に寝首をかかれる心配をしないといけないなんてなんとも心休まる時間が無さそうなハーレム、ニューリーダーはこの俺だ!
しかしスタスクハーレムになっても飾る場所が無い上にあと二週間ちょいしか遊べないのは寂しいな。
写真撮りまくって遊ぶんだな。
早いとこ風邪治れ治れ。
ビーストウォーズはなんともフリーダム、新一自重。メガ様カーペッ自重、熱いなこのアニメ。
コンボイがG1に比べてまともになっていてちょっと残念です、コヤンボイは良いキャラをしていると思います。ライノックスとダイノボットはまともで良いね良いね。ちょい悪ひろし。
私も目からビーム出してみたいです。
笑うと咳が酷くなるなんて、これではまるで拷問だ…!


来週にはスタースクリームが2体も届くんだぜ、スタスクにスタスク乗せて遊べるなんて夢のようだ。次はメガ様だ。
いつかマスターピーススカワとマスタスクも揃えたいなぁ、スタスクハーレム。
しかし常に寝首をかかれる心配をしないといけないなんてなんとも心休まる時間が無さそうなハーレム、ニューリーダーはこの俺だ!
しかしスタスクハーレムになっても飾る場所が無い上にあと二週間ちょいしか遊べないのは寂しいな。
写真撮りまくって遊ぶんだな。
早いとこ風邪治れ治れ。
ビーストウォーズはなんともフリーダム、新一自重。メガ様カーペッ自重、熱いなこのアニメ。
コンボイがG1に比べてまともになっていてちょっと残念です、コヤンボイは良いキャラをしていると思います。ライノックスとダイノボットはまともで良いね良いね。ちょい悪ひろし。
私も目からビーム出してみたいです。
笑うと咳が酷くなるなんて、これではまるで拷問だ…!
03.12.23:22
麻薬
風邪は依存性の無い麻薬の様だ。
しかしこの倦怠感を味わう度次の訪れを待つ私は既に中毒なのだろう。
きもちよくなってきた
セルフマゾもいいとこ
関節の痛み咽の不快感沸いた脳味噌ハイになる思考滲む涙黒執事面白い
苛むのは
喰いちぎれ喰い契れ、首をよこせ
首をよこせ
くびりころせ、くびをよこせ
くびを
しかしこの倦怠感を味わう度次の訪れを待つ私は既に中毒なのだろう。
きもちよくなってきた
セルフマゾもいいとこ
関節の痛み咽の不快感沸いた脳味噌ハイになる思考滲む涙黒執事面白い
苛むのは
喰いちぎれ喰い契れ、首をよこせ
首をよこせ
くびりころせ、くびをよこせ
くびを
03.12.08:50
朝風呂
03.10.02:13
さわらぬ神に祟りなし
この町にただ一つの米問屋、跡取り息子の名を米崎俵と云った。
米崎米店のロゴが入ったキャップを被り軽トラを駆るその姿は町の風景に溶け込んで久しい。
パンも食べればシリアルも食べ、麦も好んで食す俵は米崎家一の天才でありまた変わり種でもあった。
パン屋になると言い家を飛び出し音信不通になった一年後、正にひょっこりと何事もなかったかのように帰ってきたのであった。
けろりとした表情で帰宅した息子に安心しつつ、母園子はドロップキックで俵を迎え撃った。元女子プロレスラーの放つそれは想像を絶する威力だった。ちなみに俵は鎖骨にヒビが入ったが、お仕置きなら仕方なしと甘んじて受けた。
父俵助や祖父俵次郎はむしろ彼のパン作るを楽しみにしていたらしく、しばらく安静を余儀なくされた事に落胆していたが愛の鞭なら仕方がないよなぁと息子と孫の回復を祈った。似たもの親子らしい。
米崎米店では米に並んで今日もパンが陣を取る。
―――穀物皆兄弟、アイニード穀物。
店先に幟を出し布の感触を楽しむと、俵は今日も軽トラで米とパンと幸せを運ぶ。
俵とイートの馴れ初めを書いていた筈なのに。タイトルがその名残です。
何処で何を間違えたか、でも楽しい。
俵はキャップ被った年中タンクトップの前掛けあんちゃんです。もみあげは三つ編みしてたような気がする。もしくは坊主頭、多分坊主。
俵母の旧姓は水田、フルネームは水田園子です。昔田んぼ女といじめられたのがきっかけでプロレスを始めました、ヒールだったらしくパイプ椅子が一番好きだったとかなんとか。
合コンか何かで偶然知り合った俵父の名前に運命を感じ結婚、引退。
俵助はちょっと頭の薄いおっちゃん、俵は将来自分もハゲるのではないかと案じている。
米屋も継いでパンも売れば良いじゃんという俵助の一言によりパンと米が並んで売られるというちょっとした不思議空間が生まれた。
柔軟な頑固親父なイメージ。
米崎家は跡継ぎの男子に俵と云う字を入れる慣習がある、おじいちゃんは俵次郎、お父さんは俵助。じいちゃん実は婿養子、たまたま俵の字があっただけ。俵も俵助ととやんもじいちゃん似。
偶然を味方に付ける家系。
俵は自由奔放な放蕩息子、パン屋を目指したけど米が無いと生きられない自分に気が付く。でもパンは好き、美味しい。
穀物皆兄弟、美味しい。
蛇足
斉木家は米崎米店で米を買い流路の兄恋は弁当作りをサボりたい時米崎屋でパンを買う。ちなみに流路はフランスパン、恋はあんパンが好き。
スタンプカードがあるらしく200円でスタンプ一個、スタンプが15個貯まると好きなパンを一つタダで貰えるとか。
やっべ楽しい。
米崎米店のロゴが入ったキャップを被り軽トラを駆るその姿は町の風景に溶け込んで久しい。
パンも食べればシリアルも食べ、麦も好んで食す俵は米崎家一の天才でありまた変わり種でもあった。
パン屋になると言い家を飛び出し音信不通になった一年後、正にひょっこりと何事もなかったかのように帰ってきたのであった。
けろりとした表情で帰宅した息子に安心しつつ、母園子はドロップキックで俵を迎え撃った。元女子プロレスラーの放つそれは想像を絶する威力だった。ちなみに俵は鎖骨にヒビが入ったが、お仕置きなら仕方なしと甘んじて受けた。
父俵助や祖父俵次郎はむしろ彼のパン作るを楽しみにしていたらしく、しばらく安静を余儀なくされた事に落胆していたが愛の鞭なら仕方がないよなぁと息子と孫の回復を祈った。似たもの親子らしい。
米崎米店では米に並んで今日もパンが陣を取る。
―――穀物皆兄弟、アイニード穀物。
店先に幟を出し布の感触を楽しむと、俵は今日も軽トラで米とパンと幸せを運ぶ。
俵とイートの馴れ初めを書いていた筈なのに。タイトルがその名残です。
何処で何を間違えたか、でも楽しい。
俵はキャップ被った年中タンクトップの前掛けあんちゃんです。もみあげは三つ編みしてたような気がする。もしくは坊主頭、多分坊主。
俵母の旧姓は水田、フルネームは水田園子です。昔田んぼ女といじめられたのがきっかけでプロレスを始めました、ヒールだったらしくパイプ椅子が一番好きだったとかなんとか。
合コンか何かで偶然知り合った俵父の名前に運命を感じ結婚、引退。
俵助はちょっと頭の薄いおっちゃん、俵は将来自分もハゲるのではないかと案じている。
米屋も継いでパンも売れば良いじゃんという俵助の一言によりパンと米が並んで売られるというちょっとした不思議空間が生まれた。
柔軟な頑固親父なイメージ。
米崎家は跡継ぎの男子に俵と云う字を入れる慣習がある、おじいちゃんは俵次郎、お父さんは俵助。じいちゃん実は婿養子、たまたま俵の字があっただけ。俵も俵助ととやんもじいちゃん似。
偶然を味方に付ける家系。
俵は自由奔放な放蕩息子、パン屋を目指したけど米が無いと生きられない自分に気が付く。でもパンは好き、美味しい。
穀物皆兄弟、美味しい。
蛇足
斉木家は米崎米店で米を買い流路の兄恋は弁当作りをサボりたい時米崎屋でパンを買う。ちなみに流路はフランスパン、恋はあんパンが好き。
スタンプカードがあるらしく200円でスタンプ一個、スタンプが15個貯まると好きなパンを一つタダで貰えるとか。
やっべ楽しい。
03.09.04:23
ビッグヴォルヴィック
泊まりにきている瑠螺とガオガイガーを見ています、熱い。
彼女はディバイディングドライバーが好きらしいです、私も好きです。
ディバイディングドライバーを見てメガネのネジを締めようとしていたのを思い出しました、27話めにしてようやくか。
機械四天王は陸海空とそれぞれ役割が見えるのが良いです。
ゲオの店員さんにガオガイガーを取り扱っていないかを訪ねると特撮ですかと訪ね返されました、アニメだというとクレヨンしんちゃんやきらレボの棚を紹介されました。
ねーよ。
パトカーに弱いのは何故だ、マイスター副官もパトカーにトランスフォームするしなぁ。ガングルーがうさみみに見えます、コンボイかマイスターみたいだ。
マスターピーススカワは光沢のある黒が渋くて格好良いです、あと一週間でリボルテックスタースクリームが我が手に!
我が手にッ!
コンボイとメガ様にミュージックレーベルのカセットロン部隊も手中に収めたいところ。ミュージックレーベルのフレンジーは文句無しにクールです。
変形するヘッドホンとかときめかずにはいられませんぜ。再販も売り切れらしいですしな。
頼みの綱はオークション、落とすぜ落とすぜー。
ガオガイガーもリボルテック出れば良いのになぁ。

彼女はディバイディングドライバーが好きらしいです、私も好きです。
ディバイディングドライバーを見てメガネのネジを締めようとしていたのを思い出しました、27話めにしてようやくか。
機械四天王は陸海空とそれぞれ役割が見えるのが良いです。
ゲオの店員さんにガオガイガーを取り扱っていないかを訪ねると特撮ですかと訪ね返されました、アニメだというとクレヨンしんちゃんやきらレボの棚を紹介されました。
ねーよ。
パトカーに弱いのは何故だ、マイスター副官もパトカーにトランスフォームするしなぁ。ガングルーがうさみみに見えます、コンボイかマイスターみたいだ。
マスターピーススカワは光沢のある黒が渋くて格好良いです、あと一週間でリボルテックスタースクリームが我が手に!
我が手にッ!
コンボイとメガ様にミュージックレーベルのカセットロン部隊も手中に収めたいところ。ミュージックレーベルのフレンジーは文句無しにクールです。
変形するヘッドホンとかときめかずにはいられませんぜ。再販も売り切れらしいですしな。
頼みの綱はオークション、落とすぜ落とすぜー。
ガオガイガーもリボルテック出れば良いのになぁ。
03.08.23:53
ギャレオンはガー
ガオーマシンと合体してガオガイガー、ギャレオンと合体してガイガー、ならギャレオンはガーですか。
ガオガイガーは、瑠螺と二人で見ると面白い。
炎竜とヴォルフォッグが好きですが氷竜も好きです、
むしろ炎竜と氷竜の組み合わせが好きです、着地のコツを覚えない炎竜がとても良いです。砲弾受けた時はこっちが死ぬかと思った、生きてて良かった。泣くかと思った。
プライヤーズ何あのドジっこ、可愛い。
トンカツプライヤーで挟んで食べなきゃ。
とびきり濃いのはあなたの眉です長官。
早くヴァイが見たいです、ヴァーイ。
ヴォルフォッグはヴォルヴィックらしいです、なんという美味しそうな諜報要員。
ガオガイガーは、瑠螺と二人で見ると面白い。
炎竜とヴォルフォッグが好きですが氷竜も好きです、
むしろ炎竜と氷竜の組み合わせが好きです、着地のコツを覚えない炎竜がとても良いです。砲弾受けた時はこっちが死ぬかと思った、生きてて良かった。泣くかと思った。
プライヤーズ何あのドジっこ、可愛い。
トンカツプライヤーで挟んで食べなきゃ。
とびきり濃いのはあなたの眉です長官。
早くヴァイが見たいです、ヴァーイ。
ヴォルフォッグはヴォルヴィックらしいです、なんという美味しそうな諜報要員。
03.06.12:36
SS 意地悪なオッド
カウンターに肘をついたまま宙に映る少々を見つめる男性。やや垂れ気味な目と弧を描く下瞼、そして空色の瞳はどこか憂うような雰囲気を醸し出す。
口角の描く緩やかな曲線が見せるその表情は、胡散臭くも優しかった。
「君にとっての日常って、いつから?」
立ち上がり、少女の方を向いて椅子に座り直す。見上げた先に見える彼女の目からは、光を感じられなかった。
こんな顔もするのか、と感心するが笑顔も声色もそのままに朗々と言葉を紡ぎ続ける。
「君が目を覚ました時点で非日常は始まっている、その時点で日常は終わったんだ」
君とその周りの人のね。と芝居がかった口調と動きで大袈裟に両の腕を広げて見せた。
「君の家族、君の世話をする看護士さん、転校先の同級生みんなね」
オーバー過ぎたアクションにバランスを崩し椅子から転げ落ちるも、そのまま口を開く。起き上がる素振りすら見せない。
間抜けな姿を晒し続けるが空間内の空気はちっとも軽くならず、二人の間に漂う雰囲気には息苦しさすら感じらされる。
「彼らの日常を取り戻したいのなら、君は起きていてはいけないよ、君が目を覚ましたことが非日常への入り口なんだから」
口調は、相変わらず優しいものだ。ここに来たときから何も変わっていない筈だ。
しかし少女には青年が暗に自分を責めているような含みを感じずにはいられなかった。きゅ、と眉間に皺が寄る。
青年が一層唇を吊り上げると、胡散臭さも水増しされた気がした。険しい表情を浮かべる少女をからかいたそうに見ていたが、ゆっくりと表情を改めた。
「非日常は日常への入り口であり通過点、恐れるものなど何もない」
一変し、急に冷めた瞳になり己を見つめる青年に既視感を感じ、背筋が凍るような思いをした。
日常や非日常など、その時はもうどうでも良かった。ただ、あの瞳に見つめられるとひどく泣きたくなった。
「そろそろ夢幻のメンテナンスも終わるだろうね、迎えに行ってあげたらどうだい」
今は表情こそ柔らかいが、言外に早く帰れと告げられているのが少女にもわかる。
羊の皮をかぶった狼のようなイメージを打ち消し、滲んだ涙を袖でごしごしと拭うと少女は時計を見た。
このアドレスにアクセスし青年と話をしてから既に三十分以上が経過している。青年の言う通り、そろそろメンテナンスが終わっていてもおかしくない。
嫌味な程ニコニコと笑う青年に怒りとも憎しみともつかない感情を抱きつつ、少女はプラグアウトを選んだ。
去り際に聞こえた言葉は、この日聞いた彼の言葉の中で最も胡散臭かった。
「苛めたかった訳じゃないよ」
声は、一番優しかったけれど。
聴こえなかったふりをし、少女は今度こそプラグアウトした。夢幻のもとにも行かねばなるまい。
それに、あれ以上彼と話をしていては泣いてしまっていた気がしてならなかった。
「戻らなきゃ」
すん、と鼻をすすりながら兄のいる研究室に向け歩きだす。その足取りは軽くなかった。
涙のあとも何もかも見つからない事を祈りながら少女は廊下を一人歩く。
「日常に潜む非日常こそが日常だってことは内緒にしておこうか」
自分以外誰一人としていなくなった空間でぽつりと一人ごち、青年はよっこらしょと言うと漸く起き上がった。
彼女はいつか、気が付くだろうか。
研究室に入ると、コーヒーカップを片手に壁のモニターを見つめている茶髪の青年がいた。足元に視線を移すとピンク色をしたウサギのスリッパが目についた。ご丁寧に耳までついている。
この部署、むしろ科学省内でこんなスリッパを履いているのは一人しかいない。
「科学省探検はどうだった?」
「ウイルス飼育機とか見せてもらった。変ちゃんにもあいさつしてきたよ」
そうか、と言い微笑む少女の兄はカップをデスクの脇に置くとパソコンの手前に置かれていた白いペットを手に取り、繋がっていた数本のケーブルを抜くと少女にそれを差し出した。
彼の言った通り、既にメンテナンスは終わっていたらしい。まんまと踊らされているような気がして、少女はとても面白くなかった。
口角の描く緩やかな曲線が見せるその表情は、胡散臭くも優しかった。
「君にとっての日常って、いつから?」
立ち上がり、少女の方を向いて椅子に座り直す。見上げた先に見える彼女の目からは、光を感じられなかった。
こんな顔もするのか、と感心するが笑顔も声色もそのままに朗々と言葉を紡ぎ続ける。
「君が目を覚ました時点で非日常は始まっている、その時点で日常は終わったんだ」
君とその周りの人のね。と芝居がかった口調と動きで大袈裟に両の腕を広げて見せた。
「君の家族、君の世話をする看護士さん、転校先の同級生みんなね」
オーバー過ぎたアクションにバランスを崩し椅子から転げ落ちるも、そのまま口を開く。起き上がる素振りすら見せない。
間抜けな姿を晒し続けるが空間内の空気はちっとも軽くならず、二人の間に漂う雰囲気には息苦しさすら感じらされる。
「彼らの日常を取り戻したいのなら、君は起きていてはいけないよ、君が目を覚ましたことが非日常への入り口なんだから」
口調は、相変わらず優しいものだ。ここに来たときから何も変わっていない筈だ。
しかし少女には青年が暗に自分を責めているような含みを感じずにはいられなかった。きゅ、と眉間に皺が寄る。
青年が一層唇を吊り上げると、胡散臭さも水増しされた気がした。険しい表情を浮かべる少女をからかいたそうに見ていたが、ゆっくりと表情を改めた。
「非日常は日常への入り口であり通過点、恐れるものなど何もない」
一変し、急に冷めた瞳になり己を見つめる青年に既視感を感じ、背筋が凍るような思いをした。
日常や非日常など、その時はもうどうでも良かった。ただ、あの瞳に見つめられるとひどく泣きたくなった。
「そろそろ夢幻のメンテナンスも終わるだろうね、迎えに行ってあげたらどうだい」
今は表情こそ柔らかいが、言外に早く帰れと告げられているのが少女にもわかる。
羊の皮をかぶった狼のようなイメージを打ち消し、滲んだ涙を袖でごしごしと拭うと少女は時計を見た。
このアドレスにアクセスし青年と話をしてから既に三十分以上が経過している。青年の言う通り、そろそろメンテナンスが終わっていてもおかしくない。
嫌味な程ニコニコと笑う青年に怒りとも憎しみともつかない感情を抱きつつ、少女はプラグアウトを選んだ。
去り際に聞こえた言葉は、この日聞いた彼の言葉の中で最も胡散臭かった。
「苛めたかった訳じゃないよ」
声は、一番優しかったけれど。
聴こえなかったふりをし、少女は今度こそプラグアウトした。夢幻のもとにも行かねばなるまい。
それに、あれ以上彼と話をしていては泣いてしまっていた気がしてならなかった。
「戻らなきゃ」
すん、と鼻をすすりながら兄のいる研究室に向け歩きだす。その足取りは軽くなかった。
涙のあとも何もかも見つからない事を祈りながら少女は廊下を一人歩く。
「日常に潜む非日常こそが日常だってことは内緒にしておこうか」
自分以外誰一人としていなくなった空間でぽつりと一人ごち、青年はよっこらしょと言うと漸く起き上がった。
彼女はいつか、気が付くだろうか。
研究室に入ると、コーヒーカップを片手に壁のモニターを見つめている茶髪の青年がいた。足元に視線を移すとピンク色をしたウサギのスリッパが目についた。ご丁寧に耳までついている。
この部署、むしろ科学省内でこんなスリッパを履いているのは一人しかいない。
「科学省探検はどうだった?」
「ウイルス飼育機とか見せてもらった。変ちゃんにもあいさつしてきたよ」
そうか、と言い微笑む少女の兄はカップをデスクの脇に置くとパソコンの手前に置かれていた白いペットを手に取り、繋がっていた数本のケーブルを抜くと少女にそれを差し出した。
彼の言った通り、既にメンテナンスは終わっていたらしい。まんまと踊らされているような気がして、少女はとても面白くなかった。